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4月2日(火):そしてやってきた。

2002-04-02 00:00:23 日記

正午に起床した三浦くん。今日は矢野さんのライブだ。
そんなわけで昨日の今日でまた渋谷に向かう事にした。

しかしアレだ。正直ここまで一人のアーティストを好きになったことは無い。
今まではCDTVなんかを見て、ランクインしているアーティストの曲で良い感じのを聞いているばかりで、こだわりもクソもなく、それが故に飽きるのも早かった。
だが母が見ていたBSでやっていたと思われる矢野さんのビデオを見たときショックを受けた。カルチャーショック。カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ(謎)
正直感想なんて単純な物だった。良い。ただそれだけ。
しかし初聴では本当にそれだけ。そして何故か借りて録音してあった「Home Girl Journey」を聴いた時やっちまった。ハマった。
それからはもー泥沼。10枚組のやのコレから始まり現在22枚に至る。そんでもってついにライブにまで足を運ぶようになってしまう。
他から見たら大した事無いのかもしれないけど、俺個人の問題としたら凄いことだ。

と、そんな臭い話はどーでも良さそうなので渋谷。
相変わらず変な人ばっかりだ。時刻は16時半。人口は昨日より増えた感じがする。
そしてさっさとHMV店内へ。
チケットがまだ余ってたのはきっと悪い夢だ。
そんなわけでイベントステージがある2階へ。
昨日見た時はCDとかが置いてあったのだが、今日はもうそれらは取り除かれ、策が張ってあった。狭いが故に下手すると動物園だ、マジ。
そしてステージの上にはグランドピアノ。
辺りには関係者と思われる人がたくさんいた。

とりあえずまだ入場まで1時間くらい時間があって暇だったので、遠くからピアノをジロジロ見てどう盗撮してしまおうか考えた。
だがスタッフに隙がないので写真は諦めることに。

しばらくするとピアノに誰かが座りチョロチョロ弾き始めてしまったではないか。
誰だ愚か者。そこは矢野さんの席じゃ。お前のような一般人が座って良いところではないぞゴルァ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本人だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すぐ気付いたけどビビったー!!本番前に登場なんて聞いてないぞ!
…まあ音のチェックとか必要だろうから当然だろうけどホントビックリ。そして感動。
生だ。生矢野だ。めちゃ私服だ。ジーンズだ。

そして本番さながらの演奏を始めてしまった矢野さん。
だんだんノってきてしまったのか、最初は「ra-ra-」「hn-hn-」と軽く口ずさんでいたはずの歌声が大きくなり始めている。ピアノも豪快になってきてしまっている。このままアルバム全曲やってしまうんではないか?と本気で感じてしまうくらいノっていた。

周りを見て気付いた。矢野さんが唄い始めたら人が集まり始めたのだ。
後でわかったことだが、ライブに来た人じゃない人ばかりだ。
やっぱ変なんだ。

そして軽く流した後、高音の辺りがキンキンすると言って矢野さん退場。
もうお腹いっぱいだ。弾き過ぎだ。

しばらくするとそれっぽい人が集まってきた。手にチケットが見えた人は1人。
少し色が派手な皮かビニールのお姉さんだ。お姉さんが皮かビニールなのではない。
彼女は何番なのだろう?非常に気になるがチケットの番号は見えず。
後でわかったことだが1番だった。…強ぇ。俺の210番前かよ(笑)

それからも人は徐々に集まる。
アーティストも個性的であるなら客も個性的だ。
モジャモジャ、バーコード、肉、骨、モアイ。
そんな人たちが集まり、結局ほぼ全員渋谷っぽくない人が集まった。
しかも99%以上年上だ。

午後5時半。ついに入場が始まる。
スタッフが写真撮るな録音するななどと口うるさく叫ぶ。
番号ごとに整理されてて気付いた。少ない。人が少ないのだ。
俺の番号は211。だが数えないでもわかる。俺まで100人いるかいないかだ。
さすが矢野さん。そしてビバ平日!
これってけっこう前で見れるのではないか???とわずかな希望の光が射し込んだ!
 
 
 
前にノッポが立ち一瞬で光消え去る。
 
 
 
少しずれることで解消したのでまあ良しとしよう。
そしてスタッフがもうしばらくお待ち下さいと言い、しばらくすると何の合図も無しに矢野さん登場!
拍手喝采!俺の顔も自然とほころんでいくのがわかる。さっき見たけど。

そして軽い挨拶の後演奏スタート。
中略だ。表現できない。とりあえず楽しかった。こういった小さいライブだったからかもしれないけど一曲弾き語るごとにフリートークがあり、矢野さん知らん人には普通な内容なわけだけれど、知ってる人にとっては面白い話ばっかだ。みんな笑っていた。昨日逝く直前まで聴き込んどいてよかったー♪

そんなわけで思ったより長かった45分のライブは終了。
最後に矢野さんがお辞儀をして戻る直前に俺の後方からスタッフが花束を持って人を掻き分け前方へ。花束を矢野さんがお辞儀の後自然に受け取ってさようならというわけだ。
 
 
 
 
 
矢野さん気付かず去ってしまう。
 
 
 
 
 
本気で慌てた感じのスタッフ。身を乗り出し、なんとか気付いてもらおうとしたが矢野さんはどんどん遠ざかってしまう。そしてスタッフはタブーであろう最後の手段を使う。

「矢野さーーーん」

矢野さん、まだ気付かず。

他のスタッフも少し呼びかけ、やっとのことで気付き、花束を受け取り、今度こそ本当に退場となった。矢野さんはご機嫌だ。歩き方が面白かった。腕は大振り、漫画みたいな歩き方だった。
矢野さんが去った後も少しの間拍手は鳴り止まず。
みんな笑顔だ。泣いている人もいた。

俺の感想は、初めて芸能人見た時みたいな感動は無かったですね。自然でした。多分想像していた感じと同じだったからでしょう。てかそのまんまだったし(笑)
ずば抜けで明るいわ。真似たくはないけど、あの精神は見習えると思う。
愛より食べ物と金。いただいておこう(笑)


そして寄り道もせず帰った。また夜逝った。

と、そんなわけでしたー。レポ終了!多分書きすぎだ俺。
また行きたいと思いましたよ。次は7月末にあるらしいんで狙ってますね。
もう何とでも言って下さい。ボクはアフォです(笑)

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