なんという貸し切り状態…!そんなわけで久しぶりに映画を見てきました。
劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦の実写版。
草なぎくんが主演のやつです。曜日と時間と小さめの映画館ということも
あってか、来場者数は7人でまったり見ることができました。
原作があれなので、実写でどうやって調理してきたかが見物のこの作品。
とりあえず132分と長めですが、あまり気にはならなかったです。
以下差異とかの突っ込み。ネタバレだらけなので一応注意です。
※原作の個人的な解釈を基にした上ででどうなんだろう?と思った点に
なります。その他の新要素などはオリジナリティがあって良かったと思っ
たことを先に挙げておきます。
・つづらが浅い
地表近くに埋まってました。いくらなんでも浅すぎる。
・草なぎくん
原作は美女と野獣的な体格差がアクセントともなってた気がするので
ちょっとあれかなと。声とか威厳を感じさせる要素があまり無く残念。
弱そう。
・青空侍
カットです。これは最初から最後まで大事だと思うのですが。旗も雲じゃ
ないです。
・井尻又兵衛の名前の意味がない
まあこれは実写じゃ弄りづらいので仕方ないかも。
・又兵衛との交流が浅い
少し会話をした程度です。契約を交わした仲というより知り合いの枠で終わっ
てます。後述にもありますが金打もしてません。つづらも一緒に埋めてません。
・重要な役割を果たしそうな追加キャラ!
ただのサブキャラでした。
・現代への手紙に姫が関わっていない
過去の文化的側面を描くシーンの一つであったのに、文字を書けることが普通
のようになってます。又兵衛さん家で何の違和感も無く書いてます。
・二人の距離を描くシーン
車に乗った廉姫と馬jに跨っている又兵衛。シーンはそのままでしたが、肝心の
離れていく姫の顔が小さすぎて見えません。時代がもたらす距離感を描いてい
る大事なポイントだと思うのですが。
・合戦で馬に乗ってない
技術面とかで難しかったのか。
・なんか兵が少ない
もっと多かったような。
・夜明けに奇襲するぜ!
夜が明けきってます。間違いなく相手も起きてます。
・主人公一家が歴史に名を刻む大活躍!
車で走って敵を退けただけであとは家族全員何もしてません。
・重要な脇差がただの脇差になってしまっている
金打(きんちょう)はカットされてました。これは駄目。現代と過去を結ぶ唯一の
大事なものだったのに意味の無いものになってしまった。脇差は貰うわけです
が貰っただけ。最後に掲げもしません。
・姫がただの女の子になってしまった
廉姫はあくまで姫であり、その枠の中での羽目の外し方に止まっていたのに、
最後の最後でただの女の子になってしまっていた気がします。
・過去に痕跡残りまくり
写真撮って手渡してしまってます。名前だけ残すっていう謙虚さは何処へorz
廉姫、又兵衛に未練残りまくり。
・主人公「もう俺逃げない!」
戦国時代での経験でたくましく成長した主人公。携帯で遊んでただけで何も
してません。車の後部座席で戦いを眺めていただけ。
単純に単発作品として見たら面白いです。城攻めは迫力有り。丘の上をハリ
ウッドばりのもの凄いジャンプで登場する車は時代的な違和感バリバリで面
白かった。ベースになっているのが時代背景だけなのであまり予備知識が無
くても気軽に見れます。
捉え方はその人次第。違う観点から斬り込んだ作品をもう2~3作品見てみた
い感じの実写版クレヨンしんちゃんでした。
臼井さん、行方不明らしいですね・・・
無事に見つかるといいですね~
もう一週間ぐらいになりますね。
どこへ行ってしまったんだろう本当に。
身内にも失踪あって恐ろしいです(;_;)