5月25日(土):決戦前夜

その日俺は大阪にいた。
俺は新幹線を使うほど金持ちではないので飛行機を使った。
ハイウェイバスというものを初めて使って大阪に来たのだ。
ハイウェイバス、それはまあ夜行バスというものと同じで、
俺も夜の便で行こうかと思ったのだが時すでに遅し。
関西コミティアの発表がやたら遅かったので、
買いに行った頃にはもう夜の分は完売してしまっていたのだ。
さすが片道5千円の青春ニュードリーム。何が青春かは未だに謎だ。

そして俺はその青春新夢に揺られること8時間、
やっとこさ大阪に到着したと言うわけだ。
トランクに入れといたキャリーが壊されていたのは気のせいだろう。
さて、今回俺は一人でイベントに出るわけではない。心強いか微妙な仲間がいる。
凹さん沈さん(以下マスター)だ。呼び捨てで続けて読んではいけない。
彼らとは事前にIRCで打ち合わせをしておいたのだ。
丁度良い事に、マスターが先日大阪の学校に通うとかで
一人暮らしを始めていたので、そこを寝床にすることに決定ということになっていた。
彼が大阪に居なかったら今回の企画は無かっただろう。感謝。

今日は土曜。マスターは学校があるらしく、
凹さんがまずは出迎えてくれることとなった。
だがしかし、俺は凹さんの顔を知らない。
事前に写真なんかをやり取りすれば良いのだが、
なんかそれではズルをしてしまっている感じがして嫌だったのだ。
だからお互い顔は知らない。

そんなわけで大阪に到着。1時間遅れらしく、もうすでに16時をまわっている。
凹さんには15時到着と言ってしまっているので、
かなり待たせてしまっていることだろう。

後で知ったことだが、彼は12時から待っていた。何故だ。

そんなことを知らない三浦くん。とりあえず到着したとメールで伝え、
どこかにいるであろう凹さんを探すために大阪の地を歩き始めた。

大阪はすごい。信号が赤であろうとどんどん渡って行くではないか!
俺も負けずに渡ってしまいたい所だったが、キャリーが崩れて拾い集めているうちに
バスにグチャンなんて事態になりかねなかったのでやめておくことに。

そして信号はようやく青に。
俺は凹さん探索に乗り出すのだった。

つづく

コメント