Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/35 と Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/28 の描写性能を等倍鑑賞してみて、オールドレンズの良さを考えてみた。
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/35 f3.5
f3.5 だと随分とソフト。ボケはざわついている気がする。
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/35 f3.5 + シャープネス
PCでシャープネスかければそれなり。
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/35 f5.6
f5.6 でまずまず。
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/35 f8.0
f8.0 でピークだと思ったのでここまでで。ざわつきも無くなり落ち着いた。
f3.5 がソフトなのは、自分の素人バルサム切れ修理のせいかと思ったけれど、他所のレポみてもソフトだしこれが妥当かとも思う。
手持ちのレンズの中では、ボケも描写も SIGMA 19mm 1:2.8 EX DN というレンズと似た感触。SIGMAの方は「現代の技術で作った普通のレンズ」という話なので、比べるとタクマーの 1:3.5/35 は50年くらい前としてはかなり頑張ったではという気がする。
続いて Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/28。
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/28 f3.5
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/28 f5.6
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/28 f8.0
比べるとこちらは開放から等倍鑑賞に耐えられる。ボケも綺麗。
貼り合わせレンズも使っていないらしいのでバルサム切れの心配も無いし、35mmよりこの28mmの方が良いのではないかと思う。m4/3なら56mmの標準レンズとして使えるので。
▲Super-Multi-Coated Takumar 1:3.5/28
個人的には、オールドレンズは自己整備の達成感とプラシーボに加え、現在ではお目にかかれないようなデザインや金属鏡筒の質感・重量感、リングのトルク感などなど、デアゴスティーニが男性を狙い撃ちしそうな趣味性の高さが非常に魅力的だと感じた。
現行との写りは純粋には比較できないので、本当に趣味の世界なのだと感じます。
以上、チラシの裏の独り言でした。
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