青い空、白い雲、黒い雲!
もう2週ほど前ですが、3泊4日で新婚旅行へ行って来ました。場所は安心安全、言葉が通じて通貨も同じな日本が誇る北の大地、北海道です。
記憶にある限りで人生2回目の飛行機。ものすごい加速と、ふわっと離陸する瞬間が相変わらず記憶に残ります。それにしても雲の上に来たはずなのに更に上にも雲がある。なんだろうこの雲のミルフィーユは。自然ってすごい。…と、飽きもせず延々雲を眺めること1時間半くらい。あっという間に現地到着。早いなあ。
遅めの昼食をとり、初めに向かった先は空港から程近い旭山動物園。丘の上の森林公園がそのまま動物園になったような感じで、平日半ばとあってか、非常に広々快適でした。写真はペンギンの遊泳が中から見られる水中トンネル。見事に一匹も泳いでいませんでした。産卵期なんですって。
外に出たらキングペンギンが自慢げに胸を張って散歩していました。冬はよくテレビで見るような園内散歩が見られるんだっけか。
アザラシの館。マリンウェイと呼ばれる円柱水槽では頻繁にアザラシが通過!泳いでいる姿がどうにもやる気なく見えて楽しかったです。
動物園ではあまり見る機会がない気がする狼。オオカミの森ではシンリンオオカミが沢山お出迎え。えらくこちらを凝視するなと思ったら、向かいにはエゾシカが。餌を見る目だ…おそろしや。
北海道といえばフクロウ。目が真っ黄色なのがこちらをじっと見ていました。
サル山は色々な動物園にあるけれど、どこも形状が多種多様で面白い。ここは雄大な自然がバックとなり、夕暮れ時は妙にドラマチック。
初日は時間も殆ど無く、旭山動物園をざっくり見たら宿へ直行。旅のお供はレンタカー。よほどハイギアなのか、走りがうちのムーヴみたいだ。ガソリンが全然減らないぞ。
一泊目。せっかくなので初日くらいはと、小高い丘にそびえ立つ立派なリゾート。全てにおいて満足度が高くて素晴らしいところでした。後日手紙まで来てなんとまあ。あと20年ぐらい経って歳相応になったらまた来たい。
一夜明けて2日目、幻想的な日の出でスタート。
ホテルを出てすぐの道。北海道には有名な直線道路があるけれど、気のせいかどこを見てもご覧のような道だらけ。ナビも5km以上道なりと言うばかり。地平線まで直線だ…!
先ずたどり着いたのは最も有名と思われるファーム富田。ひ、広い!
前を見ても後ろを見ても横を見てもお花畑。非常に規則正しく植えられていて、まさに花のじゅうたん。
いたるところにミツバチが。ラベンダーはちみつプリンの原料かな。ラベンダーソフトクリームは、ほのかな花の香りが良かったです。
併設(?)されているとみたメロンハウスでお土産の注文などをしつつ、クリームにまで富良野メロン果汁が使われているオムレットをペロリ。意外とボリューミーで、メロンパンは何事も無かったかのごとく懐へ。
非常に長くのんびり見て回っていたので、遅いお昼は園内のハンバーグ屋のバーガーで。注文を受けてからオーブンで焼いているようで、お客が多かったせいもあり、結構時間がかかっていました。味はジューシーでとても美味。クアアイナみたいに高さがあったので苦労しました。
この日は北の国からのロケ地とアンパンマンミュージアムも拝見で意外と盛り沢山。
富良野→美瑛→旭川と北上予定な3日目。ポイントを絞り、初めは一目見ておこうと美瑛の青い池へ。天気は旅行出発前のどんより予報に反し、スカッとした快晴。これは期待!
白樺のトンネルから見えたのは本当に真っ青な池。というよりはターコイズブルー。なんで青いか、推測あれど理由は解っていないとか。非常に浅そうな池なのにこの色づき。摩訶不思議。
土産屋の奥さんの案内で、足がすくむ橋の上から白ひげの滝を眺め一休憩。そして続いてやってきたのは四季彩の丘。すんんんごいパノラマ!
気がつけば遠方に見える、先程までいた青い池上空あたりには真っ黒な雨雲。あぶないあぶない。
すんんんごいヒマワリパノラマ!
いつかひまわり畑の真ん中を歩いてみたい。
園内はとても広く、ノロッコ号というトラクターバスや、自分で運転するカートなどの移動手段も用意されていました。みんなとても楽しそう。
乗ってみた。すんごい揺れる!楽しい!
途中で停車して写真撮ってくれたりと、サービス満点で楽しかったです。
ここにもミツバチ。せっせと蜜集め。
敷地内にあるアルパカ牧場。餌を持ったらついてくるついてくる。白黒茶色の毛色や、顔つき・体型が様々で興味深かった。
雲天が少し残念だったけれど、観て爽快、撮って美麗、乗って楽しく戯れ愉快な素敵な場所でした。
さりげない夕焼けまでもが見惚れる美しさ。来てよかった。
最終日は旭川のシティホテルからスタート。道内2番目の都市だけあって、これまでとのギャップがすごい。西武とかロフトとか、よく見たお店が見えるぞ。
この日はどこにも行く場所を決めていなかったので、駐車場で車に乗ってから検討。買った貰ったな冊子類を漁り、北の森ガーデンでゆっくりすることに。おみやげ屋の品数が豊富だったので、ここで買い足りていなかった分を購入しておきました。
ここの名物は氷の美術館アイスパビリオンと熊牧場!スタッフお勧めで、暑くなる前に熊牧場→暑くなった頃にアイスパビリオンで涼むコースへ。
熊牧場には約20体のヒグマがいるそうな。予備知識も無いのでどんな恐ろしい空間なんだろうとドキドキ・ワクワク。受付でチケットを渡し、手渡されたのは謎クッキー。いざとなったらこれを置いて熊が気を取られているうちに逃げろというのだなそうだんだな。さあ気を引き締めて行くぞ!
ハイッ
ホイッ
カモーン
……イメージと違う!?
ボスっぽいの。のっそのっそと写真で見てもわかる迫力。時折「ヴォァアッ!」と雄叫びを上げ、凄いスピードで移動。野生のに襲われたらこりゃもう駄目だと確信できた熊牧場でした。
そして続いては、日本1位・世界2位!の不思議なキャッチフレーズが輝かしいアイスパビリオン。17年かけて作られた、通年マイナス20℃が維持される世界。入り口で愉快なおじさんの説明を受けて入場。
初めはライティングによる幻想的な光の空間や、鏡の迷路などが設けられており、道中で防寒コートと手袋を着用しての入場。
扉をくぐるとそこは氷の世界。涼しかったのもあっという間に寒い寒い。でも露出した足首はさておき、意外と大丈夫なものだなと感じました。
至るところ、結晶が美しく映えるライティングが。
空間が開けたかと思い見上げれば、そこには今にも降ってきそうな巨大な氷柱。中で濡れたタオル振り回したり、バナナで釘を打ったり、-41℃体験の部屋などなど、真夏の暑さも手助けし、より楽しむことができました。最後には温かいお茶のサービスまで。ありがたや。
そして北の森ガーデンを後にし、最後はスタート地点の旭川空港へ。旅の終わりが近くしみじみ。
帰りの飛行機からの展望。行きとは違う、様々な雲の表情が拝めました。ポツポツ雲があるかと思えば
一面に広がる絨毯のような雲までてんこ盛り。空は良い。飽きない。
ものすごい振動と減速の着陸で肝を冷やし、羽田空港へ到着!親戚へ配るおみやげが沢山。鞄を2つも買い足し、いかにも旅行へ行って来ましたという感じだけれど、回りも皆似たようなものなので気にならない不思議。
帰りは崎陽軒のシウマイ弁当を買って帰りました。美味しかった。
旅のお土産はメロン熊捕獲ストラップ。運良く北の森ガーデンに売っていたので携帯用に購入。嫁さまは断面がメロンなメロン熊マグネットを買って喜んでいました。
そしてもう一つは白ひげの滝前の土産屋で買ったメタルクラフトなカエルバイク。よくある物のようだけれど、あの時あの場所で土産屋の奥さんと交流し、滝を見られた良い想い出の品です。
こんな感じで、休暇どころか意外と動きっぱなしで体力がついた新婚旅行でした。これを期に一泊とかで色々行ってみたいなあ。次は北か、はたまた西か。当分先だろうけれど楽しみは尽きません。
うずらは無事でした。
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